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成長企業の意外な共通点とは!?
2013年08月30日
小籔千豊というお笑い芸人をご存じでしょうか?
吉本新喜劇の最年少座長であり、最近はテレビ出演の機会も多い実力派芸人です。
私は、歯に衣着せぬ物言いをする彼のファンなのですが、先日、ある番組でこんなことを言っていました。
「売れない芸人には3つの共通点がある!」
実力派芸人から見た売れない芸人の共通点!?
しかも彼は本音でズバズバ物を言う芸人。
これは面白い! と思いテレビに注目しました。
小籔千豊は自信満々に言いました。
「売れない芸人の3つの共通点はこれです!」
①何でも人のせいにする
②甘えがある
③怠惰
私はこの話を聞いて素直に「さすが実力派芸人!」と感嘆しました。
テーマが「芸人」の話ですから、普通に考えれば「トークが下手」「ネタに斬新さが無い」など、お笑いのセンス(能力)の話をしそうなものです。
しかし、小籔千豊が出した結論は、「センス(能力)」ではなく、
「人間性(考え方・行動)」に重きを置いたものでした。
なぜ、『拝啓 経営者様 本音ブログ』でお笑い芸人の話をしているのかというと、この3つの共通点は企業経営においても非常に重要な教訓となるからです。
①何でも人のせいにする、という売れない芸人の共通点から、松下幸之助翁の次の言葉を思い出しました。
「事がうまくいったときには、運が良かったと考え、うまくいかなかったときには、腕がなかったと考えたい。」
あるメディアでの取材の話です。
成長している企業の社長の方々に「成功の理由」を聞くと最も多い回答は、
「『運』が良かった」
一方、倒産してしまった元社長の方々に「倒産の理由」を聞くと最も多い回答は、
「『運』が悪かった」
これは、松下幸之助翁の考え方からすると、成功した企業も、倒産した企業も、なるべくしてなっている、ということが垣間見えます。
うまくいったときに「運が良かった」。
そう考えるには「謙虚さ」が必要です。
うまくいかなかったときに「腕がなかった」。
そう考えるには「向上心」が必要です。
「結局は自分の人間性が、自分の人生を創っている」という教えなんでしょうね。
そういえば私が反面教師にしている経営者にこういう人がいました。
基本姿勢は「自分は優れた経営者であり、自分の経営は完璧である」。
予算が達成できなかったり、業績が落ち込んでくると「全て社員が悪い」というスタンスで言いたい放題。
社員のボーナス、昇給は雀の涙。もちろん自分の報酬だけは毎年アップ。
これ実話なので、この会社の行く末がある意味楽しみですね(笑)
ちなみに小籔千豊は「売れている芸人の共通点」にも言及していました。
正確には「売れ続けている芸人の共通点」ですね。
それは、、、「常に危機感を持っている」だそうです。
「危機感」については、また別の機会のテーマにしたいと思います。
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