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営業の「かもしれない」とは!?⑧
2014年09月05日
今年の夏も落ち着きを見せ始め、少しづつですが過ごしやすくなってきましたね。
とはいえ、季節の変わり目ですので体調管理にはくれぐれもご注意ください。
では引き続き「営業のかもしれない」シリーズを進めて行きましょう。
前回のブログでは、商談を進める中で、
お客様が動かない要因=お客様本人の中に原因がある
というケースを軸に、
以下の①~④のうち、
①組織的な権限・影響力:強い 情報量:十分
②組織的な権限・影響力:強い 情報量:不十分
③組織的な権限・影響力:弱い 情報量:十分
④組織的な権限・影響力:弱い 情報量:不十分
「②組織的な権限・影響力:強い 情報量:不十分」というケースに焦点を当てて、その対策を深掘りしていきました。
お客様が情報量に不安を持っているということは、
「抽象的な提案しかできていないのかもしれない」
ということでしたね。
そして、この状況で更なる情報提供は逆効果になる可能性が高いので、
より具体的な提案に向けて、
「お客様のことをもっと深く知ること」
が重要性になる、と述べました。
そして、更に重要なことは、
「自分はお客様のことを全然分かっていないのかもしれない」
という謙虚な姿勢でしたね。
今週も引き続きこのテーマを掘り下げていきたいと思います。
「お客様のことを深く知るために『必要な力』は何でしょうか?」
こう質問すると多くの場合、次のような回答が返ってきます。
「聴く力(質問する力)です」
確かにそうですよね。
この「聴く力」については過去のブログで一度ご説明しています。
■人は聞くより聴かれたい!?
http://mcnext.co.jp/manager/1658
このブログでは「聴く力」を
①「自分が必要な情報を得る」力であり、
②「相手に気づきを与える」力であり、
③「話の流れを自分が着地させたい方向へと導く」力である、
と述べています。
つまり・・・、
「聴く」ことの目的は「質問」を通じて、
・自分が必要な情報を得る
・相手に気づきを与える
・話の流れを自分が着地させたい方向へと導く
ということになるわけです。
そしてこの目的を達成するための重要なことは、
「自分が必要な情報が何なのか」が分かっているのか?
「相手に気づいて欲しいことが何なのか」分かっているのか?
「着地させたい方向がどこなのか」が分かっているのか?
ということですよね。
このことを一言で表現するとこうなります。
「仮説が立てられているか?」です。
つまり何が言いたいのかというと・・・、
質問できる、
ということは、
仮説を立てることができる、
ということなんです。
聴く力の源泉は仮説力にあり
ということですね。
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