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レジェンドな経営者と反面教師の本音ブログ

「危機感」=「変化」!? ②

2013年09月13日

あなたは経営者です。

あなたの会社は経営危機に直面しています。

社内にどのようなメッセージを発信しますか?

 

危機感を煽りますか?

 

それとも・・・

 

希望の鐘を打ち鳴らしますか?

 

 

 

 さて、前回のブログで、

 危機感は「変化のエネルギー」を生み出してこそ価値があるとお伝えしました。

  

では、

危機感から変化のエネルギーを生み出す企業と、

ただのマイナス思考で終わる企業との違いは何なのでしょうか?

 

 

このテーマを考えるとき、経営者の立場の方は、

2つの軸でその真因を見つめる必要があります。

  

 

1つ目の軸、それは「危機感を持つタイミング」です。

 

 

この軸の両極端なケースは次の通りです。

 

 ・業績好調(安定)の中で危機感を持つ

 ・業績悪化が浮き彫りになる中で危機感を持つ

 

 

ハッキリ申し上げますが、業績が悪くなってから社員に危機感を煽り、慌てて何かを変えようとしてもそう簡単にはいきません。

 

なぜなら、業績好調(安定)時に、

 

「危機感を持たない(慢心) = 今のやり方を踏襲する(保守) = 向上心の欠如」

 

という企業文化(当たり前)が根付いてしまっている可能性が高いためです。

 

 

みなさんの会社はどうですか?

 

 

「うちの会社は危機感が希薄だな・・」

「うちの会社は今の好業績に慢心しているな・・」

「うちの会社は保守的な考えが蔓延しているな・・」

 

 

もし、どれかに当てはまるようなら、今のうちに手を打っておく必要があります。

 

さもないと取り返しがつかないことになる可能性があります。

 

 

 

一方で、業績好調(安定)の中で危機感を持つことのできる企業というのは、

前回のブログでご紹介した「売れ続けている芸人さん」と同じなんです。

 

そうなんです。

危機感から変化のエネルギーを生み出せる企業というのは、どのような状況であっても現状に満足しない、ということなんです。

 

 

すなわち・・・、

 

 

「危機感」を「向上心」に昇華させてるんです。

 

 

業績が好調(安定)の時にこそ、

 

「危機感を持つ(謙虚) = 今のやり方を改善する(挑戦) = 向上心の醸成」

 

という姿勢が重要であり、

その姿勢を企業文化(当たり前)にする「チャンスの時」なんだと思います。

 

 

 

経営の神様、松下幸之助翁のお話です。

 

松下幸之助は、経営が好調のときにこそ危機感をあらわにして警鐘を鳴らすことが多かった。

ところが、会社がいよいよ危機に陥ると一転して「こうすれば必ず良くなる」と、希望の鐘を打ち鳴らした。

危機の最中は前向きな姿勢を心がけ、絶好調のときは内外の危機を真っ先に感じ取り、事前に天狗の鼻をへし折ったのだ。

 

 

 

本当の危機のときに「前向きな姿勢で立ち向かう強さ」を身につけるためにも、

常に「危機感」を持つ姿勢を大切にしたいですね。

 

 

 

次は、2つ目の軸についてですが・・・、

少々長くなりましたので、次週に譲りたいと思います。

 

ちなみに、2つ目の軸は「危機感を持つ視点」です。

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