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潜在意識のおかげです!?
2014年02月14日
運の良い人の共通点ってご存知ですか?
それは、「自分は運が良い」と思っていること、だそうです。
そして、「自分は運が良い」とよく口に出す、だそうです。
逆に・・・、
運の悪い人の共通点ってご存知ですか?
もう何となくお分かりですよね。
お気づきの通り、「自分は運が悪い」と思っていること、だそうです。
そして、やはり、「自分は運が悪い」とよく口に出す、だそうです。
ただ・・・、
運が良いか、運が悪いか、って本人の受け取り方次第だと思うんですよね。
例えば、車を運転していて大事故に巻き込まれ、大怪我をしたとします。
ある人は、
「命が助かって本当に運が良かった」と思い、
お見舞いに来てくれた人とも「運が良かった」と談笑する。
ある人は、
「大事故に巻き込まれて本当に運が悪い」と思い、
お見舞いに来てくれた人とも「運が悪かった」と談笑する。
つまり・・・、
自分の心持ち次第で、
自分の身の周りで起こるすべての出来事を、
「運の良い出来事」にもできるし、
「運の悪い出来事」にもできてしまうということですよね。
では・・・、
自分の心持ち次第で、どちらにでもなり得るとすれば、
「運の良い人」、「運の悪い人」、というのは本質的には存在しないということになるのでしょうか?
おそらく・・・、
本質的に「運の良い人」、「運の悪い人」は存在すると思います。
というよりも・・・、
ある人は自ら「運の良い人」になり、
ある人は自ら「運の悪い人」になるのだと思います。
それでは・・・、
その根拠を述べていきたいと思います。
「何か忘れている気がするなぁ~」
そんなことを頭の片隅で感じながら過ごしていると、ふとした瞬間に忘れ物があることに気づき、「やっぱり!!」という経験をしたことはありませんか?
忘れ物に気づいた後は、「何か忘れているような気がしてたんだよなぁ~」と独り言を呟いてしまう、あの経験です。
あの経験って、不思議だと思いませんか?
「何か忘れている気がする」のは何故なんでしょうか?
ここにヒントが隠されていると思うんです。
ある人は自ら「運の良い人」になり、
ある人は自ら「運の悪い人」になってしまう、
そのヒントが・・・。
具体的に説明していきますね。
人間の意識は、大きく2つに分類できます。
それは、
①顕在意識(けんざいいしき)
②潜在意識(せんざいいしき)
です。
①顕在意識とは、自分の意志で瞬時にコントロールできる意識のことです。
②潜在意識とは、自分の意志で瞬時にコントロールできない意識のことです。
先ほどの「何か忘れている気がするなぁ~」は、①顕在意識では気づいていないが、②潜在意識では気づいている状態ということです。
この①顕在意識と②潜在意識を別の角度から考えてみましょう。
例えば、
「絶対に痩せるぞ!」と強い意思をもって挑んだダイエット・・・だったが、
あっさり挫折してしまった・・・。
「絶対に痩せるぞ!」というのは①顕在意識の領域です。
①顕在意識では、「絶対に痩せるぞ!」と考えているのにダイエットに失敗するのは何故か?
その答えは、②潜在意識にあります。
つまり、②潜在意識は「別に無理して痩せる必要なんてないんじゃないの?」、「目の前にある美味しそうなご馳走を食べた方が良いよ」と考えていた、ということです。
これって①顕在意識と②潜在意識の意向に矛盾が生じているということですよね。
この場合、残念ながら勝つのは②潜在意識の方です。
なぜだか分かりますか?
人間の意識のうち、①顕在意識の占める割合は全体の10%ほどしかないんです。
要は、ほとんどが②潜在意識であり、我々の人生はこの②潜在意識に牛耳られていると言っても過言ではないのです。
しかし、
②潜在意識を司っているのは、
①顕在意識ともいえるのです。
つまり、
強烈な願望を①顕在意識で持ち続けることができれば、②潜在意識も①顕在意識と同調する、②潜在意識もその願望を持つに至る、ということです。
よく、「これは自分との戦いだ!」などと言ったりしますが、要は①顕在意識と②潜在意識との戦いだ、ということですね。
また、「できると思えばできる!」も良く聞く言葉ですが、これも①顕在意識で「できる」と強烈に思い続けることで、②潜在意識も「できる」と思うようになり、②潜在意識が「できる」ように味方してくれるようになる、ということです。
ある人は自ら「運の良い人」になり、
ある人は自ら「運の悪い人」になってしまう・・・。
もうお分かりですよね。
「運の良い人」は、自ら「運の良い人」になった、というのは、
①顕在意識で「自分は運が良い」と思い続けることによって、
何事も「運が良かった」とポジティブに受け止めることによって、
②潜在意識の「幸運スイッチ」が入り、
②潜在意識が、行動、考え方、発言、判断、表情に至るまで、
「あらゆる側面から幸運を呼び寄せる方向に機能するようになる」、ということです。
逆に、
「運の悪い人」が、自ら「運の悪い人」になった、というのは、
①顕在意識で「自分は運が悪い」と思い続けることによって、
何事も「運が悪かった」とネガティブに受け止めることによって、
②潜在意識の「不運スイッチ」が入り、
②潜在意識の中で、行動、考え方、発言、判断、表情に至るまで、
「あらゆる側面から不運を呼び寄せる方向に機能するようになる」、ということです。
たまに、「不幸」や「苦労」を自慢する人がいますね。
これは、
①顕在意識の中で「不幸」や「苦労」を自慢しているわけですから、
②潜在意識に『「不幸」や「苦労」はウェルカム』だと擦り込むことになってしまいます。
悲劇のヒロインになりたがるのも良いですが、その悲劇は自らが招いていることに早く気づかなければ、後戻りできない悲劇を呼び寄せてしまうかもしれません。
・・・というふうに考えれば、
運の良い人は「自分は運が良い」と思っている。
運の良い人は「自分は運が良い」とよく口に出す。
納得ですよね。
京セラ創業者・稲盛和夫さんの言葉です。
強烈な出来事やたび重なる経験は、潜在意識に蓄積される。
そしてその潜在意識は顕在意識に代わって驚くべき早さで、
正しい判断をするようになる。
あらゆることを真剣に繰り返すことにより、
潜在意識が迅速に正しい判断を下せるようになる。
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