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レジェンドな経営者と反面教師の本音ブログ

人は「能力の高い人」を尊敬するのか!?

2013年11月29日

いよいよ11月も終わり、2013年も最後の月がスタートしますね。

おかげ様でとても多忙な毎日を過ごしていますが、新たな年を気持ちよく迎えるためにも、この12月を全力投球で乗り越えたいと思います。

 

さて、今回ですが、これまでのブログから少し視点を変えて、

「尊敬」というテーマに焦点を当てていきたいと思います。

 

私は仕事を通じて、

人の上に立つ立場である経営者やリーダーの方々に、

多々お会いする機会に恵まれてきました。

また、サラリーマンとして複数の経営者や上司にあたる方とも接触してきました。

 

その経験を通じて、長年考え続けてきたことを述べたいと思います。

 

 

 

まず最初に考えてみたいのは、

 

人は「能力の高い人」を尊敬するのか? ということです。

 

 

 

経営者やリーダーの方々には、優秀な能力をお持ちの方が沢山おられます。

知識に優れている、技術に優れている、営業力に優れている、人心掌握に優れている、など人によって異なりますが、

何らかの高い能力があるからこそ、経営者、或いはリーダという立場でご活躍されるわけです。

 

 

次に考えたいのは、

 

会社の「成長の壁」とは何か? ということです。

 

例えばですが、会社の成長には「億の壁」があるとも言われています

売上高で見ると、1億円の壁、3億円の壁、5億円の壁、10億円の壁、30億円の壁・・・などなど。

 

一般的に、

経営者1人の能力が極端に高ければ、5億円の壁ぐらいまでは突破できる、

と言われています。

 

しかし、

10億円の壁になると、

1人の経営者の力だけで突破するのは相当難しくなるといえます。

 

それは、別の言い方をすると、

経営者以外の社員の力が必要になる、ということです。

 

 

 

ここが大切なんですよね・・・。

 

 

 

10億円の壁を越えるには、社員の力が必要になる。

 

もう少し具体的にいうと・・・、

 

経営者と夢を共有し、

10億円の壁を共に乗り越えようとする「能力の高い社員」が必要になる、

ということです。

 

 

 

経営者は能力が高い・・・。

しかし10億円の壁は一人では破れない・・・。

だから能力の高い社員が必要になる・・・。

 

 

 

ここで忘れてはならないのは、

能力の高い社員は、

自分より上位の立場にある人を「シビアな目」で見ている

ということです。

 

 

 

こんな話、よく聞きませんか?

 

 

「うちの会社は優秀な人から辞めていく・・・」

 

 

そうなんです。

 

優秀な人は会社を去ってしまう可能性が他の社員よりずっと高いんです。

(当たり前のことですが・・)

 

 

中小企業において、

優秀な社員に会社を去られないようにするには何が必要でしょうか?

 

 

これは私の考えですが・・・、

 

やはり「経営者との信頼関係」ではないでしょうか。

 

 

経営者が尊敬に値する魅力的な人、共に夢を追いかけたい魅力的な人であれば、

たとえ優秀で引く手あまたであったとしても、

社員はそう簡単には辞めないのではないでしょうか。

 

 

 

ということは、

 「うちの会社は優秀な人から辞めていく・・・」というのは、

 「経営者が社員から尊敬されていない」ことを示す一つの現象ともいえるのです。

 

 

 

優秀なのに社員から尊敬されない経営者・・・・。

 

 

 

 

それは何故か??

 

 

 

答えは簡単です。

 

 

人間は、自分を認めてくれる人を好きになる性質を持っています。

同時に、自分を認めて欲しくてしょうがない生き物なんです。

 

相手の能力がどうか?」よりも、

「自分の能力がどう思われているか?」の方が遥かに関心が高いということです。

 

 

人を受け入れ、長所を認め、謙虚さを持って社員を敬う。

 

簡単なようで難しいこの所業を当たり前にできる経営者こそが、

真に尊敬に値する経営者といえるのではないでしょうか。

 

こと「尊敬」に関しては、能力は二の次。

 

一番大切なのは「人格」ということなんでしょうね。

 

 

 

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