- ホーム >
- SFA・CRMを活用したマネジメントの差別化とは!?⑪
SFA・CRMを活用したマネジメントの差別化とは!?⑪
2015年03月24日
3月も残り1週間となりました。
年度末の企業にとっては本当に最後の追い込み時期ですね。
最近は、春の訪れをあちらこちらで感じることができるようになりました。ここ数日、コート無しで過ごしているのですが、やはりこの季節は気持ち良いですね。生涯の4分の1しか味わうことのできない貴重な「春の時間」を存分に楽しみたいと思います。
ちなみにですが、私は昔からお花見が苦手です。
正確には「桜の下で大勢でお酒を飲んで騒ぐこと」が苦手なんですよね。
冷静になって振り返れば、お花見をした記憶はほとんどありません。
しかし、花見の本質的な目的を知ってからは「考えを改めなければならない・・・」と感じました。
もともと、サクラのサは田の神・穀霊、クラは神座(神のいる場所)という意味が込められているそうです。
サクラは「田の神が高い山から里に降りてくるときに、いったん留まる依代となる常緑の木や花の咲く木」を表しており、
春になって桜の木に降りてきた神様を料理と酒でもてなし、人間も一緒にそれをいただくことが花見の本来の目的、だということです。
つまり、
花見は単なる人間の楽しみではなく、
大切な人示教的行事、ということなんですね。
今年はちゃんと花見をしようと思います。
ただし、大勢ではなく家族だけでシッポリと(笑)
それでは今週の「SFA・CRMを活用したマネジメントの差別化とは!?」に入っていきましょう。
前回から以下のSFA・CRMの活用に向けた3つのポイントのうち、
①アプローチすべき顧客の選定
②実際のアプローチ
③改善への取り組み
③改善への取り組み、に焦点を当てています。
ここでいう「改善」とは具体的な戦略・戦術・方針、営業の動き方をより良い方向へ変えていく、ということでしたね。
そして「改善」という取り組みが現場で実行に移されるための条件について言及しました。
それは以下の3点でしたね。
①営業現場の具体的な活動や戦略の実行に関する現状を把握できる
②営業現場の活動や戦略の実行に関する適切な目標を設定できる
③目標の達成に向けて進捗をモニタリングし、指示・アドバイスができる
上記の3つの条件をクリアすることができるからこそ、目標の達成に向けて戦略・戦術・方針の改善が実行に移される、ということでした。
今週も続きを述べていきたいと思います。
経営層の方や営業マネジャーの方々に質問です。
①営業現場の具体的な活動や戦略の実行に関する現状を把握できていますか?
②営業現場の活動や戦略の実行に関する適切な目標を設定できていますか?
③目標の達成に向けて進捗をモニタリングし、指示・アドバイスができていますか?
この3つが「できている」と答えられるのは、
SFA・CRMを十分に活用できている企業の方々、ということになると思います。
また「できている」と答えられるだけで、
十分に競合へのマネジメント上の差別化になっている、
と考えていただいて結構です。
「SFA・CRMを活用したマネジメントの差別化とは!?」は、11週に渡ってシリーズ化してきました。今回で区切りをつけようと思うのですが、最後にお伝えしておきたいことがあります。
現実のマネジメントの世界では「人間力」が重要です。
「人間力」に依存するマネジメント力を疎かにはできません。
マネージャーも人間です。
部下も人間です。
そのことは十分に認識しています。
その上で、
「人間力」+「α」が競合に対して「差別化になる」
ということをお伝えしたかったのです。
人格に優れ、パフォーマンスも高く、部下から尊敬の念を集めるマネージャーの方は素晴らしいです。
その方が、
①営業現場の具体的な活動や戦略の実行に関する現状を把握できていますか?
②営業現場の活動や戦略の実行に関する適切な目標を設定できていますか?
③目標達成に向けて進捗をモニタリングし、指示・アドバイスができていますか?
という3つの質問に「YES」と答えるのか、「No」と答えるのか、それだけで十分に差がついてしまうことをご理解いただきたかったのです。
マネジメントは「人間」がやることです。
ただ「人間だけ」でやることではない、というのが私の考えです。
「IT」を武器化し、「人間力+α」を目指していただきたいと思います。
講演などでいつも言っていることなのですが、
SFA・CRMを武器化している方々には共通のフレーズがあります。
その共通のフレーズを最後に記し、本シリーズを完結にしたいと思います。
「SFA・CRMが無いと仕事にならない」
- «前の投稿
営業マネジメント変革宣言!! - »次の投稿
企業の成長が生み出す営業マネジメントの課題とは!?①