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なぜ営業改革にSFA・CRMが有効なのか?⑤
2014年09月23日
『なぜ営業改革にSFA・CRMが有効なのか?』をテーマにシリーズ化して進めています。
前回のブログでは、
営業改革に取り組む上で明確にするべき「あるべき姿(ありたい姿)」は企業によって異なるが、
「あるべき姿(ありたい姿)」に到達するために「やるべきこと」は同じである、
ということを述べました。
その共通する「やるべきこと」とは、
社内のメンバーから「営業改革の必要性」についての理解を得ることを前提に、
①「あるべき姿(ありたい姿)」に到達するための取り組みを営業パーソンの行動レベルにまで落とし込むこと
②その上で「マネジメントサイクル(PDCAサイクル)」を設計し、継続的に運用すること
の2点でしたね。
これを「営業改革の失敗要因」の観点から整理すると、
多くの企業が営業改革に失敗してしまうのは、
「営業改革の必要性」について社内のメンバーから理解を得ることができなかったから、であり、
「営業改革の必要性」について社内のメンバーから理解を得ることができたとしても、
「具体的に何をするべきなのか」を示すことができなかったから、であり、
「営業改革の必要性」について社内のメンバーから理解を得ることができて、
「具体的に何をするべきなのか」を示すことができたとしても、
「マネジメントとしてPDCAサイクル」が機能しなかったから、である、
というところまでをご説明しました。
今週も前回の続きを述べていきたと思います。
テーマは、
①「あるべき姿(ありたい姿)」に到達するための取り組みを営業パーソンの行動レベルにまで落とし込むこと
です。
基本的に「あるべき姿(ありたい姿)」というのは抽象的にならざるを得ません。
例えば、
・「御用聞き型」の営業から脱却し、「提案型」の営業スタイルへと変革する
・「主要顧客」への依存体質から脱却し、「新規顧客」との取引を拡大する
といった具合です。
もし「あるべき姿(ありたい姿)」だけを示して、
「あとは自分たちで考えて動きなさい」
ということになると、当然のように現場の営業パーソンは次のような壁にぶつかることになります。
「提案型」の営業スタイルって言うけれど、
具体的に「何をすれば良いのか?」、「どうすれば良いのか?」が分からない・・・。
「新規顧客」との取引を拡大するって言うけれど、
具体的に「何をすれば良いのか?」、「どうすれば良いのか?」が分からない・・・。
方針だけ示して具体策は何も示さない、という企業は少なくありません。
皆さんの会社は大丈夫でしょうか?
営業改革を推進するにあたり、
「あるべき姿(ありたい姿)」に到達するための取り組みを営業パーソンの行動レベルにまで落とし込むためには「切り分け」が必要です。
それは、
『活動面』と『スキル面』
への「切り分け」です。
『活動面』は、
「何をすれば良いのか?」の話なので、
「量」がポイントになり、
『スキル面』は
「どうすれば良いのか?」の話なので、
「質」がポイントになる、ということです。
そして・・・、
『活動面』は「量」の話なので、
「誰に」「どれぐらい」やれば良いのかについて具体化していくことになります。
『スキル面』は「質」の話なので、
実際の活動の中で「何ができれば良いのか」、「その結果がどう表れてくれば良いのか」について具体化していくことになります。
ここは、まだまだ深堀りできるところなので、続きは次週に譲りますね。
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