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SFA・CRM コンサルティングの現場から②
2014年07月01日
株式会社MCネクストは、本日より新しい期が始まりました。
今期も全力投球で事業に取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願い致します。
さて、先週より「SFA・CRM コンサルティングの現場から」を新シリーズとしてスタートさせました。
最初のテーマは『SFA・CRMのROI(投資対効果)について』でしたね。
まず大前提としてSFA・CRMは・・・、
「ツールを導入すること」だけでは効果が出ない、
「ツールを導入して」、「人間がそのツールを活用すること」で初めて効果が出る、ということでした。
そして・・・、
SFA・CRMの導入に関する投資対効果を算出したければ、
まずはSFA・CRMツールを切り離して考えてみることが重要、
ということを述べました。
自社の抱える「課題・問題点」とその解決から得られる「効果(改善の大きさ)」の側に投資対効果を算出する際の重要な要素がある、
ということでしたね。
ツールはあくまでも手段の一部であることをお忘れなく。
それでは今週のテーマに入っていきたいと思います。
今週は、
『なぜSFA・CRMの導入・活用にコンサルタントが必要か?』
です。
まず、考えていただきたいのは「コンサルティングサービスの価値」です。
SFA・CRMの導入に際し、専門のコンサルタントの支援を受けることにどういった価値があるのか?
一言で表現すると・・・、『時間』です。
SFA・CRMの導入や活用に経験値の無い社内の人間だけでプロジェクトを進めるのと、
SFA・CRMの導入や活用に豊富な経験値を持つコンサルタントの支援を受けるのとでは、
効果創出までの時間に大きな差が生まれます。
そのことが分かっている企業であれば、コンサルティングサービスの価値を説明する必要はありません。
しかし、多くの企業が、SFA・CRMの導入を「新しいITツールの導入」だと位置付けてしまい、「効果の創出はツール次第」と考えてしまうのです。そして、「ツール次第」と考えているからコンサルティングサービスの必要性には気づかない、ということになるのです。
前回の投資対効果の際にもご説明しましたが、SFA・CRMは「ツールを導入して」、「人間がそのツールを活用すること」で初めて効果が創出される代物です。
そして、効果が創出されるかどうかの多くの要因を「人間側」が握っています。
つまり「人間次第」ということです。
「人間次第」ということは、プロジェクトの進め方やマイルストーン、教育・研修プログラムが何よりも重要ということになるわけですね。
実際に、弊社にコンサルティングの依頼をしてくる企業には、以下のような共通点があります。
・SFA・CRMの経験者が社内にいないので、専門家の助言が欲しい
・社内の組織パワーに問題があるため、外部の力を使ってプロジェクトを推進したい
・企業文化の抜本的な改革が必要な状況であり、内部主導型では難しい
・社内にSFA・CRMを活用したマネジメントのスキルを教育できる人員がいない
コンサルタントを上手に使う企業の方は、「外部の力」の使い方を良く分かっておられます。
次週は、この共通点をもう少し深掘りしていきたいと思います。
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