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PDCAサイクルの本質とは!?⑨
2014年05月13日
来月になりますが、
6月19日(木)に恒例の「SFA・CRM活用セミナー」を開催します。
参加費は無料ですので、
「SFA・CRMの導入が自社にとって本当に必要なのかを見極めたい」
「これからSFA・CRMを導入する予定だが、本当に成功するのか不安がある」
「すでにSFA・CRMを導入しているが、定着面・活用面で悩んでいる」
といった企業様には是非ともご参加いただければと思います。
実は・・・、
定期的に開催しているこのセミナーは、「営業目的」ではないんです。
それが証拠に、セミナー後に参加者の方へ弊社の方から営業電話を掛けたり、アポ打診のメールを送付したり、といった事実はこれまで一度もありません。
セミナー後にお会いする(契約する)に至った企業様は、
「詳しく話が聞きたい」という連絡を企業様の方から頂いたケースが全てです。
あくまでも・・・、
「1社でも多くの企業にSFA・CRMの導入に成功してもらいたい」
という思いから、
「SFA・CRMの導入を成功に導くための重要事項をお伝えする」
ということを目的にしたセミナーとなっていますので安心してご参加ください。
お申し込みは弊社ホームページからお願いしますね。
それでは、本題に戻りまして、
今回もシリーズ化している「戦略実行のPDCAサイクル」をテーマに進めていきたいと思います。
前回のブログでは、
「PDCAサイクル」の運用には、ある程度の統一的なルールが必要であることを述べました。
そして、この統一的なルールが無ければ、
営業拠点によってマネジメントのルールが異なる
マネージャーと担当者で認識のズレが生じる
といった事態を招いてしまう可能性が高い、ということをご説明しました。
また、
ただ単に「PDCAサイクル」の統一的な運用ルールを作ればよい、というわけではなく、
「現場目線」を大切にしながら、
「何が目的なのか?」
「その運用ルールを継続すれば何が強化(解決)されるのか?」
といった事項を一つひとつ明確に定義していくことの重要性をご説明しました。
今回は、前回の続きとして「現場目線」に焦点を当てていきたいと思います。
この「現場目線」ですが、
実は・・・、取り扱いが大変難しいのです。
SFA・CRMやPDCAサイクルの運用ルールの構築に失敗する企業を大きく2つに分類すると次のようになります。
失敗ケース①:「現場目線」を軽視し過ぎてしまった
失敗ケース②:「現場目線」を重視し過ぎてしまった
SFA・CRMやPDCAサイクルの運用ルールの構築に限らず、
組織として何か新しいルールを構築するときに最も注意が必要なのは、
「その企業における組織パワーのバランス」です。
この「組織パワー」の要素は、
「部門間のパワーバランス」
「上下間のパワーバランス」
の2つです。
企業によって「部門間のパワーバランス」も「上下間のパワーバランス」も異なるので、それを考慮しながら「現場目線」を取り扱う必要がある、ということです。
ある企業は「経営企画部門」がパワーを持っている。
ある企業は「営業部門」がパワーを持っている。
ある企業は「マーケティング部門」がパワーを持っている。
ある企業は「製造部門」がパワーを持っている。
そして、
ある企業は「上司が言うことには絶対服従」になっている。
ある企業は「上司・部下が対等に近い存在」になっている。
ある企業は「上司が部下に遠慮しがち」になっている。
「PDCAサイクル」の統一的な運用ルールを構築する際に、
失敗ケース①:「現場目線」を軽視し過ぎてしまった
という結果に陥る可能性が高いのは、どのような企業だと思いますか?
「経営企画部門」がパワーを持っている企業、
そして、
「上司が言うことには絶対服従」になっている企業、ですよね。
では次に、
失敗ケース②:「現場目線」を重視し過ぎてしまった
という結果に陥る可能性が高いのは、どの企業だと思いますか?
「営業部門」がパワーを持っている企業、
そして、
「上司が部下に遠慮しがち」になっている企業、ですよね。
現実はもっと複雑なのですが・・・、
いずれにしても、
その企業における「現場目線」のベストな取り扱い方法は、
「その企業における組織パワー」によって異なる、ということです。
そして・・・、
その企業における理想的な運用ルールは、
そのルールを決めるプロセスも含めて千差万別である、
ということお忘れなく。
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