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「7つの要素」七つめは!?⑤
2014年03月11日
シリーズ化して進めている「7つの要素」七つめも、いよいよ今回で最後です。
このテーマでまだまだ書きたいことがあるので、今後もスポットテーマとして引き続き深掘りしていく予定ですが、一旦シリーズとしては今回で完結します。
しかし、会話形式の説明については、多方面からご好評をいただいているので、今後も継続するかもしれません。
さて、前回のブログでは、
『入れれる』『見れる』『見せれる』『使える』という4つのキーワードの中で、
『見せれる』に焦点を当てて、教育の観点からご説明しました。
具体的には、
・SFA・CRMを活用したPDCAサイクルの運用では、モニタリング指標を使って「C(チェック)」を行い、「A(改善)」することが重要であること
・「公式に設定されたモニタリング指標」だけで「C(チェック)」しても、「A(改善)」の方向性を見出すことが困難なケースがあること
・マネージャーは「公式に設定されたモニタリング指標」だけでなく、SFA・CRMに蓄積されるあらゆる情報を使って、部下をマネジメントしていかなければならないこと
を共有した上で、
『見せれる』というのは、「公式に設定されたモニタリング指標」だけでなく、状況に応じて部下に見せるべき必要な情報を指標化し、最適な「A(改善)」に向けて指示・アドバイスができる力を備えている、ということであり、この観点でのマネージャー向けの教育が絶対に必要になる、ということをお伝えしました。
今週は同じく「教育」という観点から『使える』について説明していきます。
それでは、ツール選定ドタバタ劇のスタートです。
【ツール選定ドタバタ劇】
あなた:
「教育」という観点からの『使える』について詳しいことを教えてください。
MCネクスト:
承知しました。
ここでいう『使える』とは操作面の話ではないことは理解されていますよね?
あなた:
さすがに3週連続で指摘されているので、操作面の話でないことは理解しています。
MCネクスト:
それは良かったです。
あなた:
ありがとうございます。
MCネクスト:
では、お聞きします。
『使える』とは何のことですか?
『使える』とは何がポイントだと思いますか?
あなた:
はい。
SFA・CRMの中に蓄積された情報を必要に応じて活用していくこと、だと思います。
MCネクスト:
その通りですね。
では、その活用ってどういうことですか?
具体的にどう活用するイメージを持っていますか?
あなた:
はい。
『見せれる』のときと同様に「公式に設定されたモニタリング指標」だけでなく、営業担当者も自分の必要な情報を指標化し、最適な「A(改善)」に役立てていくことがポイントだと思います。
MCネクスト:
その通りですね。
自分のパフォーマンスを最大化するために必要な情報を指標化することはとても重要ですね。
あなた:
はい。
MCネクスト:
ちなみに・・・、できると思いますか?
あなた:
えっ!?
MCネクスト:
仮に、SFA・CRMが導入されて、完璧なシステム構築を行い、「公式に設定されたモニタリング指標」も問題ないとして・・・、
できると思いますか?
あなた:
・・・。
MCネクスト:
できると思いますか?
現場の営業担当者が、自分のパフォーマンスを最大化するために、自分の必要な情報を、必要な形で抽出することが。
あなた:
人によると思います・・・。
MCネクスト:
そうですよね。
いくら完璧なSFA・CRMの仕組みを構築したからといって、「自分のパフォーマンスを最大化するために必要な情報が何なのか?」を認識していなければ、「蓄積された情報を活用すること」などできるわけありません。
あなた:
確かにそうです。
MCネクスト:
ここに「見える化」の落とし穴があります。
見えたところで、
使う側が「必要としていなければ」何の意味もないのです。
見えたところで、
使う側が「その価値を理解していなければ」何の意味もないのです。
見える情報、見ることのできる情報をユーザー側が『有効に使いこなすこと』ができなければ、すべて宝の持ち腐れになってしまう、ということです。
あなた:
はい。
MCネクスト:
「7つの要素」七つめシリーズは、『入れれる』『見れる』『見せれる』『使える』の4つのキーワードを軸に進めてきました。
ズバリ、「7つの要素」七つめは・・・もうお分かりですよね。
あなた:
教育・・・ですか?
MCネクスト:
正解です。
正確には、「教育・トレーニング」が七つめの要素となります。
『入れれる』『見れる』『見せれる』『使える』の4つのキーワードを軸に、自社の営業担当者の能力を見極めて、必要な教育・トレーニングを継続的に実施していく必要があります。
あなた:
なるほど。
MCネクスト:
ポイントは『継続的に実施する』です。
1回や2回、研修や勉強会を開催したからといって、SFA・CRMを有効に使いこなす能力は身に付きません。
お膳立てが整ったら、継続的な「教育・トレーニング」を実施する。
徹底していただきたいと思います。
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