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「わかる」と「できる」の違いとは!
2013年09月03日
前回のブログで、企業の成長と衰退のターニングポイントは、 「事業環境の変化に合わせて、今までの『やり方』を変えられるかどうかにある」 と述べました。
長年に渡り染みついた企業文化は、時として判断力、決断力を鈍らせ、変革の足を引っ張ります。
また、『やり方』を変える、ということを、
マネジメントの「仕組み」を変革することで、社員の「行動」に変革をもたらし、
この「行動」を継続させることで「意識」の変革を実現すること。
と説明しました。
もちろんこの「仕組み」の変革は、その会社における今後のビジョンや戦略に基づくわけですが、いくらビジョンや戦略を示したところで、今までの『やり方』を変えなければ、結局は何も変わらない、ということをお忘れなく。
さて今週は、今までの『やり方』を変える上で、
「仕組みの変革から行動の変革に進むための重要事項」
をテーマに本音を述べていきたいと思います。
「仕組みの変革から行動の変革に進むための重要事項」とは一言でいうと、
「わかる」と「できる」は全然ちがう!
ということを理解し「できる」ようになるまで、
継続的に教育・トレーニングを徹底する、 ということです。
そうそう。
勘違いしないでくださいね。
ここでいう教育・トレーニングとは、「ツールの操作方法の習得」のことを指しているわけではありませんので・・・。
話を元に戻して・・・、
SFA・CRMを導入した企業から「せっかく導入したのに活用できていない」と相談を受けた際、必ず取るアプローチがあります。
それは・・・、
まず、部下を持つリーダークラス以上のSFA・CRMユーザーを会議室に集めます。
次に、「なぜ、SFA・CRMが導入されたと思いますか?」と一人ひとり順番に質問していきます。
このとき一人残らず全員に質問します。
そして、出された回答をホワイトボードに記入していきます。
(同じような回答のときは省略します)
「せっかく導入したのに活用できていないと悩んでいる企業」でこのアプローチを取ると、どういう結果が出ると思いますか?
また、「しっかりと活用し効果を創出している企業」でこのアプローチを取ると、どういう結果が出ると思いますか?
・・・・・実は、両社ともほとんど回答に差が出ないんです。
回答者が「部下を持つリーダークラス以上」ということもあって、
だいたい似たようなレベルの回答がホワイトボードを埋め尽くします。
そうなんです・・・。
みんな、大体わかっているんです・・・感覚的には。
SFA・CRMがどういう機能を備えていて、何ができる道具なのかを・・・。
何度かこのアプローチを試みましたが、結果は毎回似たようなものでした。
では、
「せっかく導入したのに活用できていないと悩んでいる企業」と、
「しっかりと活用し効果を創出している企業」とで、
いったい何が違うのでしょうか!?
何を確認すればその差を見出すことができるのでしょうか??
その内容は、次回のブログに譲りたいと思います。
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